このレビューはネタバレを含みます
よかった。。想像してたよりずっと。
ヤングケアラー、児童虐待、ジェンダーと
扱っている内容は盛り沢山なはずなのに
とっ散らかっているわけではなく
それぞれの"届かない声"という悩み、
葛藤として綺麗に纏まっていた。
ショッキングな場面もあるので
観るタイミングは選ぶ必要があるかもしれないけれど、
個人的には今このタイミングで観られてよかったな、と。
キナコ、アンさん、イトシを演じた3人をはじめ、
キャスティングも良くて◎
特に志尊淳が驚くほどに役に染まってて、
いい意味で本作でイメージが大きく変わった。
イトシを演じた桑名桃李も
映画「誰も知らない」で柳楽優弥を初めて観た時と似た衝撃を受けた。
彼の今後にも注目したい。
52ヘルツのクジラは確かに孤独かもしれないけれど
この世界には他にも52ヘルツのクジラがいて
巡り合い、お互いに寄り添うことができたら。。
