フライ

呪怨のフライのレビュー・感想・評価

呪怨(2002年製作の映画)
3.8
初見の衝撃が忘れられない作品だが、普段自分が無防備な時にこんな事あったら怖いと思える恐怖を感じるシーンが盛り沢山なので余計楽しめたホラー映画。

ホラーの恐怖は理不尽差に尽きるが、呪いと言うどんなに足掻いても逃れられない恐怖が、兎に角素晴らしい。更に本作には自分の中にある納得出来る内容があり過ぎて尚更恐怖を感じた。
本作の面白さは時間軸を無視したオムニバス形式の内容が最高だった。忘れた時や幸せな時に訪れる不幸程強烈に打ちのめされるだけに、観ていてゾクゾクした。
本作の象徴とも言える伽椰子の気味の悪い動きと耳に残る唸り声は、余りの不快感に感動すら覚えた。

リングと呪怨は世界のホラーを変えた作品なだけにホラー好きなら見た方がいい作品。ただ色々な続編には辟易とするものがある事も事実。
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