ハル

PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~のハルのレビュー・感想・評価

3.5
高校生がeスポーツの大会に出て友情を深め、仲間を作っていく実話ベースの作品。
劇中で使われているゲームは『ロケットリーグ』通称『ロケリ』
3対3でサッカーをする対戦型のゲームで、それを車に乗って行う。
ちなみに全く知らないタイトルだったけど、シンプルに面白そう。

『マザー』や『君は放課後インソムニア』で注目している奥平大兼目当ての鑑賞だが、“ゲーム”へ全振りしているわけではなく、人間ドラマの要素と半々にしてるから、深堀り度は浅め。
日頃、ゲームをしない方にも配慮した作りにした弊害とでもういうか、やや中途半端な印象を抱いた。
ただ、ゲーム作品のチョイスはとても良かったと思う。
『ロケリ』はルールがわかりやすく、視覚的にも馴染やすい。

なお、ボクもゲーム好き。
最近、よく遊ぶゲームに超強敵が実装されて、ほとんどのプレーヤーが勝てない中、必死にやって勝てると大の大人が泣いていたりする(総プレーヤー100万人弱の中、勝てているのは数十人らしい)
そんな熱量高めの配信を見てると“スポーツ”と言われても違和感がなくなるね。
そのため、チーム一丸となって強敵に立ち向かい、メンバーみんなが思わず涙してしまうシーンには激しく共感できた。

とはいえ、家族との関係性や恋愛など、色々盛り込んだものの回収しきれずな点は力不足…
元々のゲーム好き、キャストのファン向けカテゴリーからは脱しきれず。
ハル

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