｢プロミシング・ヤング・ウーマン｣(未見💦)のエメラルド・フェネル脚本＆監督作第2弾。
オックスフォード大学に入学するも周りと馴染めずにいた新入生オリバーが、
ある事がキッカケで仲良くなった貴族階級の同級生、フェリックスの
実家があるソルトバーンでひと夏を過ごすことになるが…。というお話。
フェリックスにどうしようもなく惹かれていくオリバーを、バリー・コーガン氏が
見事すぎる怪演で、なんと言うか…。一言でいうとキモイ💦メンヘラ通り越してホラーみたいになってて凄まじい。
フェリックスに取り入るため、そこまでするかと…。
でも自分も高校生くらいのとき、カースト上位の子たちと仲良くなりたくて必死だったっけ…。
うっ！黒歴史(笑)
なのでオリバーに共感はできないけど、なんとも言えない気持ちになってしまう。
陰キャから見た陽キャ、庶民？から見た上流階級の虚飾、
陽キャから常に見下される陰キャのつらさ、怒りや理不尽さへの恨みなんかも、
エメラルド・フェネル監督流のブラックユーモアで描かれてて、
そこら辺もなんかグリグリ脳天にきた💦
フェリックス役のジェイコブ・エロルディ氏がめっちゃ美しくて、
オリバーを狂わせるにはこうでないとっていう説得力ある存在感。
本人は全くそう思ってなくても、言動の全てがいけ好かない感じのフェリックスママの、
ロザムンド・パイク様も素晴らしかった。
あとソルトバーンのお城の感じとか、巨大迷路のある庭とかも雰囲気ありすぎた。
ラストのバリー・コーガン氏の姿が滑稽で恐ろしくて、いやはやこの人ホンマに凄い俳優だわ。
配信でも観れて本当によかった。
ヤバすぎてあまり人には勧められないけど(笑)自分は見てよかったなと思える作品。
