奨学金でオックスフォードに入学したダサ男が実家が極太のイケメンに取り入って名家に入り込む話。
バリーキオガン無双。
ひどい話だけど痛快。
バスタブのシーンは映画史に残る。
フェリックスの家族は大金持ちだが人格は非常に空疎でなんの実質も伴わない。代々受け継いできた資産でドンチャン騒ぎしてカラオケしてB級映画見て、承認欲求を満たすために庶民に施して気に入らなければ放り出す。
オリバーはそれを看破して悪魔的な手練手管で一人一人潰してゆく。
天使の羽をつけたフェリックスと角をつけたオリバーが向かい合う場面は象徴的。
オリバーの実家はもっとミステリアスにしたほうが彼の行動原理に納得できる気はする。
エメラルドフェネル監督はプロミシングヤングウーマンも素晴らしかったけど、全然違うタッチの傑作。引き出し多いなあ。