黒人の純文学作家が金のためにステレオタイプな黒人像の犯罪小説を書いたら大ヒットしてしまう話。
無自覚だったけど、エンタメに描かれる黒人描写って貧困と差別と犯罪があるのが当たり前と自分も思い込んでた。言われてみればそういう作品が作られ続けるのは需要があるからで、それが黒人へのステレオタイプな見立てを助長してしまう。"マイノリティの生きづらさ"を消費してわかった気にならないように気をつけよう。
お話としてはコメディとして王道な作りで意外性は無いが本のタイトル決めるとこには笑ってしまった。
主人公の名前がセロニアスモンクって誰もが知るピアニストと同姓同名なのもなんか意味があるのかな?
原作小説も読みたい。