ふぇりな

Saltburnのふぇりなのレビュー・感想・評価

Saltburn(2023年製作の映画)
4.0
最悪でした。こんな最悪な映画ばっか連続で観ちゃっていいんですか!?!?ええ!?!?なんでこんなことに!!?!?うわあああああ最っ高だ…っていう感じで一周まわってハイになっています。ええ。情緒めちゃくちゃです。どうしてくれるんだよ。すき。きらいだけどすき。

主演のバリーくん、結構好きな俳優さんなのですが、今回も彼らしい役柄で相変わらず怖くて愚かで愛おしくてつらかったです。こんな役(褒めてる)ばかりでいいんでしょうか??いや、私は全く問題ありませんが、いや情緒的には問題しかありませんが(?)、まあ、神がかっているのでいいですかね…?すごい方です。ほんとうに。

監督及び脚本、エメラルドフェネル氏、凄すぎますね。アリアスターと同レベルのイカレ具合、今後追わない訳にはいかなくなってしまいました。各所で評判を聞く同監督の「プロミシングヤングウーマン」も観なくっちゃいけませんね。どうやって生きてたらこの発想にたどり着くんでしょうか。性癖(気持ち悪い方)が一致してしまって困惑です。作品で表現できるの凄すぎます。尊敬します。すきです。でも絶対関わりたくないタイプですね、自分を棚に上げてしまいますが…。

ある意味パラサイトですよね。既にやってるアイディアだし、主人公オリーについても読めないこともない、のですが、それでもどこまで計算なのか、何処までこいつはイカレているのか、ハッキリ分からないから怖いです。でもある意味すごく人間らしかったかもしれません。人間の気持ち悪さ、愛と憎しみと執着と羨望と嫌悪と偏見と格差と現実と妄想と欲望と不安と憂鬱と快楽と幸福と不幸と…ありとあらゆるものすべてをごった煮にしてドロドロになったような感覚を抱きました。人間って最低ですね…あはは。
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