お〜お〜久しぶりに劇薬なアニメ作品で、面白かったですね。
様々な問題に対してかなり盛り込んでいて、絵的な遊び心がありつつも、描きたい様々なテーマに関しては妥協なく描こうとしてて、なかなかの鬱作品ですな。
あと、「第９地区」の日本版を見せられてる感じでもあって、国や地域が違えばこんなにも描くテーマも変化するんだな〜って思う所と、あの頃から時が経って日本や世界で起きたことの大きな出来事を踏まえて、新たな「第９地区」として描いた時の変化も感じられる作品でもある。
原作は未読なため、後編で宇宙人と人類が一般市民には見えない所では実は対立していたのか？
それとも今作で見させられる交渉の余地など一切無い政府の一方的な攻撃なのか？
そこが判明するのか気になりますね。
テーマの一部に現代の情報化社会での情報の正しさや間違い、不透明な所を扱ってるのもあって、今作で見せられる出来事に対して、それが事実なのか？違った事実があったりするのか？
そこが後編で見せるのか、見てる側の想像の選択に任せるのか気になりますね。
他にも一層抱えた問題に対して、この作品ならではのアンサーを後編ではたぶん見せてくれるとは思うが、楽しみでありつつ今から見終わったら疲れそうだな〜と思ってしまう。
物語は暗かったけど、ちょいちょいキャラクター達の昔懐かしい顔の描き方に笑っちゃいましたね。
その中で浅野いにおさんらしいキャラも混合されてるのも面白かったです。
あと、パンフレットに「イソべやん」の１話分がカラーで掲載されてるのも力入れてて良いですね〜
かなりのバッドエンドで「イソべやん」も笑うに笑えん！
