最悪の選択 大博覧会
悪手のピタゴラスイッチ
あの時ああしていれば、あれをしなければのデンプシーロール
貧困が憎い。
捨てるか逃げるかしか安寧が無いなんて、憎い。無力感に襲われる。
まずタイル張りの浴室には転倒防止シートを貼ろう……
それにしたって、事故が起こった段階で救急車呼んだとしても多分逮捕はされるし、お爺さんが手のひら返したり老夫婦の息子がいらん証言なんかした日には下手したら起訴される可能性もあるし、不起訴だったとしても再就職めちゃくちゃ大変になるだろうし……
本当にどうしたらよかったのか、婦人が不穏な発言をした時に一旦手を止めていればよかったんだよなきっと。はいはいいつものね、みたいな対応がそもそも失敗だったのか……だとしても、悲劇を避ける第一手がハードだ。
自分の母親とすり替えるというのは、さすがに雑すぎだろ、死体から臭いするだろとか思うんだけど、善人の罪人が端々に雑なのなぜかしっくりきてしまう。
若者がほとんど出てこないの新鮮だった。
小説家先生とやらの存在がちょっとよくわからなかったり引っかかるところはあったんだけど（多分名前が出てくるところとか見逃したんだと思う）脚本の感じも絵面も好きだった。
気は滅入ったが、この監督の作品これからも観たい。
