なみつ

サイレントラブのなみつのレビュー・感想・評価

サイレントラブ(2024年製作の映画)
2.8
めちゃ人がいました。
サービスデイだったのももちろんあるし、山田涼介さんの人気もあると思うけど、仕事終わりに観られる時間ではなく、公開直後というほどでもなかったのに、です。
でもこのFilmarksでは観ている人がほとんどおらず、他の作品のほうが何倍も盛り上がっていることが多いです。なのでなんというのか、ひさびさに世界の広さと狭さをなんとなく感じました。


さておき、サイレントすぎてわたしはそんなに好きではなかったです。
人生を賭けた推し活。?
そんな自分も、応援している方が出ているので観たくちでした。
けど音楽が久石譲さんで!贅沢な時間でした。
帰り道がいっしゅんであの夏へ。

法に触れる部分で身代わりになる展開はとても嫌だけど、自分よりもこの人が活躍するほうが、と思ってしまうのはわからんでもなかったです。


この監督の作品は初めて観たと思いますが、説明しなさの絶妙さはけっこう好きでした。「これこのあとどう収集つけんの??」ってなった後ばっさり何も説明せず次いくのとか、細かいことが気になってしまう自分にはむしろちょうどよく。

キーアイテムでもあり、アオイが後生大事にすることになるガムランボールを序盤で「ちょっとうるさいと思ってた」って言うばっさり感もわりと好き。

古田新太さんは、佐藤二朗さん同様使いどころ誤るとギャグになってしまいますよね。これは、ギャグになってしまってました。


育ちの悪さは隠せない、が逆の意味で返ってくる野村周平さん、なんかよかったです。
用意してあげたピアノコンサートの会場のこじんまりさも、なんか現実的でよかったです。
アオイが純粋にピアノに感動しているようすもよかったです。
なみつ

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