聡美くんと成田狂児のかけあいがおもしろくてよかった。
でも全体的に100%はのりきれなかった気がするのは、狂児（綾野剛さん？）ふつうに歌うまいやん、となったのが大きいと思います。なんとなく最強におもしろいのだろう、と思っていたのもあり、ここまでくるはず、にあとちょっと届かないところを推移していた。
あと、さすがに中学生ならコンビニでビニール傘くらい買えるんじゃ？みたいなちょっとしたことの重なりもあった。
それにしても、綾野剛さんの異様な格好良さに頭を抱えた。いやはや。
綾野剛さんの外見はもともとそこまで好みではなく、今回は歌がうまくなるために中学生に教えを請うということで格好良い要素は少ないはずなのに、中学校やカラオケという、自分の日常で見慣れた場所にヤクザとして綾野剛さんがいると異質さが際立って、どないなってんねん、となりました。脚も細いし長いし、名刺や免許証持ってると指の長さもおかしいし、このサングラスがこんな似合う人おるんか？？？だし
書いてるとキリがなくなってきそうなのでやめよう。
原作は読んだことがないですが、絵だけ見ると再現度という意味ではちょっとちがうんだろうなという気がする。変に寄せようとしないほうが案外よかったパターンに思いました。
原作の成田さんはサラリーマンっぽい。綾野剛さんだと絶対に会社員にはならん。スーツ含め。
聡美くんが狂児にあたってしまったあとの狂児のLINEの、まばたきしたら一瞬前のこと忘れてるかのような流れがおもしろすぎたなあ
聡美くんがだんだん敬語じゃなくなっていったり、狂児呼ばわりしたりするのもとてもよかったな。
和田くんも味があってよかったー、朴訥としてる感じだったけど、もしかして清水尋也さん的な開花しそう。今後のご活躍が楽しみです。
別にいいんですけど街並に大阪感が少ないなと思って、自分もなかなかに染まっているのかなーとしみじみ。
紅が意外にもストーリーとシンクロしていて、映画中何回も聴いたはずの歌詞が別の意味に感じられたのが感慨深かったです。
ヤクザの皆さまの歌クオリティにより、エンドクレジットにあった曲のいくつかは「えっ、こんなんあった？？」となるしまつ
