先日観た『桃太郎』がシリーズ第二弾とのことだったので、調べてみたら、『桃太郎』より面白いということだったので機会があったら観てみようと思っていたら、上映しているところを見つけてしまったので、鑑賞。
確かに『桃太郎』よりは面白かった。
『花咲か爺さん』をホラーに解釈するということで、メインは意地悪爺さん視点となる。
よくいる自己中の権化な爺さんの自己中ぶりが強調されたような爺さんは、本当にいてもおかしくない絶妙な演技が確かに怖くはあった。
ホラーの怖さとも違う気がするが。
ある時から、笑わなくなった孫に笑顔を取り戻させようと、爺さんが猟奇に走る。
そこから、最低限の『花咲か爺さん』要素を無理矢理回収しつつ、ホラーなんだかコメディなんだかヒーローなんだかよくわからない具合な展開を見せる。
このタイトルで釣られる客は、ホラーと『花咲か爺さん』の融合を楽しみにしていると思うので、もっと昔話に寄って、ホラーなりコメディなりヒーローなりに芯を通していれば、面白かった気もする。