ソ連1942年頃、スターリングラード攻防戦。史上最大級に凄惨な戦争と言われたが女性パイロットがかなり参戦したらしい。最後まで生き延びた女性や軍の人達の精神にフォーカスした。戦闘シーンばかりなのに、何故か静けさが漂う。監督弁、戦争の悲惨さ、女性の勇気を描きたかった。良作。
良いセリフが沢山あり、脳裏にも少し前まで刻めたのだが、今は忘れてしまった。ただ、「私達だけが世界中の苦痛を引き受けている。この世を変えるために戦うもの、その復讐をするもの。それ以外は単なる言い訳で生きている者だ。」(多分不正確)のようなセリフがあり、ちょっと物議を醸すセリフ多めでしたが、深みのある言葉の数々でした。
戦っている最中は、個人<国 で、戦いが終わったら個人>国、だという言葉にも重みがある。
しかし長過ぎた。思い入れが強いと長すぎてしまうんだろうな。しかし監督のお気持ちを思うとそれも当然だ。
東京国際映画祭2023年11本目