好きな人との約束を果たす旅路。
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ゲーム制作会社のトップとして活躍していたジミー（#シューグァンハン）はとある理由から会社を退職し、かつて訪れたいと思っていたある場所へ旅をしようと決意する。
それは18年前に過ごした台南で出会ったアミ（#清原果耶）という女性と果たした約束を巡る旅路だった。
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何となく観たいと思っていて、観に行ったやつがめちゃくちゃいい作品でした。観終わった後に感動と余韻を残すタイプのやつです、本当です。何も事前情報とかは入れずに観に行ってほしいなぁ。
あえて一つ、何か予習として入れておくとしたら、岩井俊二監督のLOVE LETTER は押さえておくといいかもです。スラムダンクもちょっとだけ出てくるから知ってたら楽しめます。
青春とタイトルにある通り、めちゃくちゃ青春ものです。
そして恋愛映画なんですけど、ベタベタ過ぎず、主人公のジミーがめちゃくちゃいい性格してて感情を入れやすかったのです。シャイでなかなか気持ちを伝えられない彼のもどかしい気持ちがダイレクトに伝わってきて切なくなった。
18年後のジミーとかつてのジミーが入れ替わりでストーリーが進んでいき、やがてなぜこのような旅を始めようかと思ったのかが明らかになる時、自然と涙を流していた。
自分を探す旅や新しい何かを探す旅があれば、今まで辿ってきた道を確かめる旅もある。そんなセリフが腑に落ちる旅路を描いていた。
きっと間違っていないと思えるように今まで歩んできた過去を振り返る旅。
すべての出会いに意味があり、その一つ一つを記憶に刻んでいくジミーはこの旅を終えた時、どのように思っていただろうか。
かつて過ごしたアミとの日々は、まさに青春であり、何年経っても色褪せることなく彼の心に生き続けている。
シーンはどこを切り取っても美しく、特にトンネルを抜けた先にある雪国の風景は世界が変わったかのようなインパクトがあって素晴らしかった。
清原果耶ちゃんの演技は特に凄まじく、様々な表情を見せる彼女の魅力を存分に発揮していたと思う。
最近観た恋愛映画の中では断トツで良かったです！
