シノミー

猿の惑星:創世記(ジェネシス)のシノミーのレビュー・感想・評価

3.8
知能を得た猿の覚醒。

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製薬会社で働くウィル(#ジェームズフランコ)は、父のアルツハイマー病を治すため、日々薬の開発に勤しんでいたが、結果を出せずにいた。
薬のサンプルをチンパンジーに投薬したところ、知性は向上したが、凶暴化してしまい承認は下りなかった。そのチンパンジーは子どもを宿しており、子を守るために凶暴化したことが発覚する。
その子どもを連れ帰って面倒をみるようになった。
そのチンパンジーにシーザーと名付け、父に同様の薬を投薬したところ、父の病に改善が見られた。シーザーは知性を得て、成長していく。
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シリーズ1作目。

猿のシーザーがひたすらに頭が良くて、人間が苦手とすることを熟知している最強モンキーでした。

ウィルはというと、勝手に研究室の猿を保護して育てた挙句、人に危害を加えることとなり、保護施設に監禁する羽目になったという時点でもう最悪。おそらく、こいつの身勝手な行いのせいで世界が混乱することになるだろう。

もう1人、戦犯をあげるならば、保護施設の虐待野郎。
彼の執拗なまでの体罰はシーザーたちの人間への認識を大きく変えることとなった。

結果、シーザー率いる霊長類たちは大きく力をつけて、知性を身につけた。

ここから後2作、どのようにストーリー展開されていくのか楽しみだ。きっと人類との戦いが始まるのだろうけど、今作はそのきっかけに過ぎないから、次回作でこの惑星の未来が新たに更新されることになると思う。

僕たちは人間だから、人間視点で見てしまうけど、猿たちも生きるのに必死なのだから仕方ないと思う。

ゴリラがなかなかイケメンだった。
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