[短評]
MLBでの二刀流の活躍で著名な大谷翔平選手の幼少期から2023年のWBCまでの活躍を、大谷選手本人やMLB関係者らのインタビューと試合映像で振り返るドキュメンタリー。
大谷選手以外には、松井秀喜、ペドロ・マルチネス、ダルビッシュ優ら元メジャーの名選手、歴代の所属チームの監督やエージェントがインタビュー形式で大谷選手について話す。
基本的に、大谷SUGEE！！という話が手を変え品を変え、延々続くため、大谷ファンは気持ち良くなれる。
大谷翔平に関する事実自体は、既にファンなら知っている内容がほとんどか。
とはいえ決断の時の本心などをそれぞれ包み隠さず話してくれるので、興味深い。
全体の構成としてインタビュー中心のため、終盤の盛り上がりはさほどでもない。
それらを欲するなら、WBCのドキュメンタリーがオススメだ。
ドジャース移籍を機に改めて大谷翔平のこれまでを復習するとか、あまり詳しくない人がこの機に彼の基本知識を得るために観るのが良いかもしれない。
個人的に、改めて通史で振り返ると、プロ入りの時に、メジャー含む他球団がこぞって投手として勧誘する中、「二刀流でやってみないか」と声をかけた日本ハムファイターズのフロント及び栗山監督の慧眼の凄さを改めて感じた。
この提案がなければ、今の二刀流の伝説は生まれていない。
