Kto

清作の妻のKtoのレビュー・感想・評価

清作の妻(1965年製作の映画)
4.9
狭い村社会でのエリートとカースト最下位者の愛憎劇。

御都合主義で節操のない村民にもてはやされ続けた清作が、自らの没落を経験した後に、ようやくお兼と"真の意味で"愛し合えるという展開。

非道徳的で泥臭くて非常に歪な形での純愛を描いており、日本文学的なアイロニーを備えた傑作と思う。
Kto

Kto