シンゴジヲ

怪獣ヤロウ!のシンゴジヲのネタバレレビュー・内容・結末

怪獣ヤロウ!(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

怪獣ヤロウ!

実は、「アンダーニンジャ」を観に行くつもりが
時間を調べていたら、コレを見つけてしまい
直前に変更したので、前情報なしで鑑賞。
(怪獣ヤロウ!なんて知ってた?)

TOHOシネマズ六本木ヒルズで鑑賞。「怪獣映画を観る人は六本木に行かないの法則」にのっとって「空いてるだろ」と思っていたら、平日1350の回で観客7人だった。やっぱり無名だった。インディーズ映画風だがTOHOシネマズで
公開するには宣伝も含めて力不足。

話は岐阜県関市の市役所の観光課の山田という
メガネ巨漢の冴えない職員が主人公。(メガネデブで怪獣好きにワタシはシンパシーを感じる)

清水ミチコ演じる市長の思いつきで「ご当地映画」を撮ることを観光課に命じた。市長にペコペコしているだけの課長(手塚とおる)に、仕事に熱がない職員(三戸なつめ)に、市長の有能秘書(菅井友香-元欅坂46)のメンバー。

市長の映画のイメージは「ほんわか関市アピール映画」だったが、監督に選ばれた山田は、
中学生の頃、怪獣映画を作りたかったので
撮影中のアクシデントに紛れて、怪獣映画を
作ってしまい、このままでは市長にバレるぞ
という内容。

ワタシは薄っすらしか知識は無かったが、岐阜県関市は、鵜飼と刃物(日本刀やハサミ、貝印の会社も関市らしい)また、劇中で日本各地にもあるシャッター商店街が登場し、街が寂れていく様を見ている中で、「ご当地映画」を作ることが、そんなに地元民に支持されるかどうかは疑問に感じる。

結局のところ「面白そうな、つまらない映画」だった。「関市をアピールしたい」のか、「特撮映画大好き」なのかが、どっちつかずに終わってしまった。あとに残念な気持ちが残る。

いいトコロ
主演のぐんぴぃ。もっとキモいかと思いきや
以外と嫌悪感は無い。お笑い芸人らしいが、
ドランクドラゴン塚地になれるかもしれない。

課長の手塚とおるも、同僚の三戸なつめも
らしい演技をしていて、悪くない。さらに
映画初出演という菅井友香(どっかで観た顔だと思ったら「なんでも鑑定団」のMCの人)が
凄い美女に撮られていて、いい感じ。

発想力と企画力は有ると思う
監督&脚本の八木順一朗氏の次回作に期待したい。

いま
気づいた

「怪獣ヤロウ」って題名
「怪獣野郎」と
「怪獣映画をみんなでやろー」が
掛かってるんだ!

「シンゴジラ」が
「新」や「真」や「深」が
掛かっているように。
シンゴジヲ

シンゴジヲ