シンゴジヲ

最後の乗客のシンゴジヲのネタバレレビュー・内容・結末

最後の乗客(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

今回は「最後の乗客」を観に
池袋シネマロサに行ってきた。
なんでも、インディーズ映画の
聖地らしい。先日報告した
「侍タイムスリッパー」も
ここの出身だそう。水曜14時、
200席ない小さな劇場で
40人くらいの入り。
最近のシネコンと違って
劇場内に傾斜が無くスクリーンが
やや上に付いている昔の劇場。

物語は海の景色と「あれから10年」
というテロップから始まる。
仙台地下鉄の荒井駅前で
終電まで付け待ちしている
タクシー運転手の遠藤が主人公。
同僚のたけちゃんから
「ここんとこ、深夜に手を上げる
若い女の人を乗せると『浜町まで』
って。浜町に着くと居なくなって
るらしい」と怪談を聞かされ
2人で大笑い😆。

話は少しさかのぼる。もともと、
遠藤は娘の「みずき」と2人くらし
(奥さんは死別している)みずきは
大学受験で上京するが、武骨な
遠藤はお互い大事に思いながらも
すぐ、みずきと喧嘩してしまい、
仲たがいのまま別れ、そのまま
時が経ってしまう。

遠藤は営業所に帰ろうと
街道を走っていると手が上がる。
若い女が「浜町まで」。
女はフードにサングラスにマスク
で怪しい姿。
遠藤は困惑しながらも世間話を
しようとバックミラーを見ると
車の前に飛び出してくる母子。
急ブレーキするもコツンと母親に
当たり倒れる。慌てて確認するも
母親は「病院より、この時間では、
他に行く方法がないから浜町まで
連れて行って欲しい」と懇願。
困惑しながらも遠藤も承諾し、
ドアを開けると先客の「若い女」も
倒れていた。「大丈夫ですか?」と
声を掛けるとムックと起き上がる。
サングラスを取ると、娘のみずき
だった😳。しかもケバい化粧まで
していてワケあり風。
「なぜここに居る!」と言い争う
遠藤とみずき。
しかし遠慮しながらも
どんどん乗り込んでくる母子。

ここで全員の目的地が「浜町」と
なるが、物語が大きく動いてくる!
全員が浜町に行く理由があるのだ。
そして徐々に、理由が明らかに
なってくると劇場内の観客の
鼻をすする音がアチコチでしてくる!

①上映時間55分!でも濃密
②遠藤こと冨家ノリマサは
 「侍タイムスリッパー」でも
 準主役でした。なんてイイ役者。
③この映画で1番泣けるのは
 最後の4分のエンドロールなのだ

いつもなら
これで終わりなのですが
今回は劇場を出たらドラマが
ありました。
この「最後の乗客」の堀江貴監督が
イベントのチラシを撒いていて
思い切って話しかけて
写真を撮りましたー
シンゴジヲ

シンゴジヲ