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コンテイジョンのmodernboyのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
4.0
コロナ渦のいまだからこそ、刺さる映画!

ラストに感染源が示唆されるけれど、浮気相手の男では無かったのね。笑
人間の営みで、偶発的に生じた感染病というのが人間の業をちょろっとしずらせてますね。

記者?ドクター?の女性が途中退場なのには驚きました。
前半部分をリードしてたキャラクターなだけに、一気にストーリーにのめり込む、深刻感の演出として素晴らしかったです。

冒頭から都市名と人口を見せ、〇〇日目と記載するのは効果的ですね。

ただの感染病の脅威で終わらず、人間味がある作品です。

職場の清掃員の息子にワクチンをあげる男性。
拉致されたにも関わらず、その相手が守ろうとした子どもたちの元へ戻る女性。
記者として過激だけれど、フリーから認められたことに拘り、それを力に自分には味方がいると強気な男性。

登場人物たちの描き方もバランス良かったと思います。

今度は、いま危険視されている医療崩壊目線のがあるとさらに嬉しいなと欲張りたくなる、感染病映画でした。
(だって、奥さん亡くなった相手に、専門外だからと言わんばかりにカウンセラーの話しかしない冷たい医師という描き方は、勘違いされちゃうでしょう)
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