個人的にいろんなバイアスがあるからか、好きな映画だったのと、繋がりを勝手に感じて観ていて嬉しくなる映画でした。
ストーリーは過去描写がメインで、回想と現在の行き来で構成されていて、手紙的なナレーション=語りでキャラクターの心情を補完しながら進んでいきます。
ひとつ一つのシーンにいろんなオマージュがあって。単車シーンは、ウォンカーウァイで、昔映画のくだりは、「若者のすべて」ですかね?どうだろう。
「憎しみ」の有名な1シーンを何故か思い起こしたけど、フランス映画だから違うか。
映画内のオマージュを観ると、作ってる時、監督やスタッフは楽しいだろうなぁと思います!
キャラが大衆的な人間性では無いので、観る人を選ぶ作品だろうとも思いました。
でも、一つの映画として成立しているし、作家性的には、納得な感じです。
正しく“山田智和”な映画かと。
若干の赤裸々感を感じつつ、
これだけの出演者陣で、この作品を作れたのは、素直に羨ましいなぁ!という感じです!
…観ながら、智和さんや今村さんが撮ってる様子を想像しながら観るという笑
知ってる人たちの映画っていうのが、初めての映画体験だからか、ですかね。
しみじみと夜の映画館で落ち着いた状態で観るのがオススメです!
※地味に母校の写真部が関わっていたことも嬉しかったな。