🎬北九州国際映画祭2024
松居大悟セレクション作品
今年の4月に観た、同じバス・ドゥヴォス監督作品の『Here』がとても心に残っていたので、この作品も観たいとずっと思っていたところ、今回、映画祭で地元初上映✨
松居大悟監督、セレクトありがとうございます😊
終電で寝過ごした女性が家に向かう途中の一期一会を描く作品。
超ドラマティックな展開が待っているわけではなく、説明も最小限で余白がかなり多め。
なので、その余白を埋めに、じっくりと観て情報を取りに行ったり、いろいろと考える作業が結構楽しい。
なお当日登壇した松居大悟監督が話されてた。主人公が出会う人が皆優しいと。確かに。
態度は素っ気なかったり、必要以上に入り込まないけども、求められた時には十分な親切で応えるというか、そんな適度な距離感。
これはベルギーのような移民社会で共存していくのにちょうど良い距離感なんだろうか。主人公も移民のようだし、多民族が共存する社会の一つのあり方を示しているのだろうか、なんて思ったりもする🤔
▽その他メモ
①今作で警備員役の人、次作の『Here』では主役に。
②その『Here』でもあった独特のエンドクレジット、すでに今作でも。全員の名前が一斉に画面に出て、そのブランクの部分が少しずつ埋まっていくの、なんか好き。
③上映後の松居監督トークで情報が。
バス・ドゥヴォス監督、台湾と沖縄で新作の撮影予定だとか。
来年夏に撮影らしいので公開はまだ先だけど、ベルギーを舞台に多様化社会を撮ってきた監督の新作がどうなるのか、今から楽しみ。