このレビューはネタバレを含みます
話題だったので鑑賞。
過度な期待をせずに鑑賞したが、ラストでは思わず力が入ってしまうくらい見入ってしまった。
よく名前を出される「カメラを止めるな!」と比べると、効果音の音が大きくてちょっとびっくりしたとか、ベッタベタ過ぎて最初何が起こったかわからなかったギャグシーンとか、気になるところは確かに多かった。が、その後苦難の歴史を辿る会津藩の藩士と、衰退の一途を辿る時代劇界隈がダブって見えたあとの、あの決闘シーンは思わず前のめりになって見てしまった。
自分も時代劇にはあまり詳しくないので間違ってるかもしれないが、ラストの決闘前のあの静止した時間は、「椿三十郎」のラストの決闘シーンを思い出した。
後継者不足とか色々課題はありそうだが、アメリカでは「SHOGUN」が盛り上がってるみたいだし、日本の時代劇も盛り上がって欲しいと心から思う。
内容とは関係無いが、劇中雷の音がやけに迫力あるなぁと思っていたところ、実際に鑑賞中に外で落雷が何度かあったらしく、見終わるまで全く気付かないくらい違和感なく聞こえていたので、なんだか印象深い体験だった。