あるぱか2世

スーパーの女のあるぱか2世のレビュー・感想・評価

スーパーの女(1996年製作の映画)
3.7
【スーパーって、何だ!?】

そんな考えたこともないような根源的な問いを考えたくなるような、超熱血スーパー立て直し物語。

時は平成、バブルもはじけて久しいなか、主婦のつましい節約術によってたくさんの家計が維持されてきた。

本作は、そんな主婦たちへの応援歌のような映画になっていて、『マルサの女』シリーズで見られたような、肥大化する経済社会へのまなざしとはまるで正反対の印象を受ける。

宮本信子さん×津川雅彦さんの共演はここまで来ると観ているだけで楽しそうなのが伝わってくる。

後半は思わず嘘だろおい…ってくらいの勢いあるトンデモ展開なので、これはほとんどアクション映画なのかもしれない(?)

伊丹作品らしからぬ、過激な性表現も全くなくカラッとした仕上がりのため、たしかにスーパーの研修ビデオとして流すには最適かも笑
あるぱか2世

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