あっくん

ポビーとディンガンのあっくんのレビュー・感想・評価

ポビーとディンガン(2005年製作の映画)
4.2
中古DVD良作発掘作品‼️
以前から観たかったちょっと不思議な作品🎶

🪦あらすじ
オーストラリア、オパールが盛んなクーバーペディ。
父親のオパール発掘がきっかけで、家族4人住んでいる。
中でも末娘のケリーアンは空想の友達ポビーとディンガンといつも一緒。
見えない友達といつも遊んでいる為か周りにも馴染めず、家族3人も悩みのタネ。
だけどある日、父親と長男アシュモルと一緒にオパールの採掘に出掛けたポビーとディンガンが行方不明に💦
探しに行こうと採掘場へ行った父親は盗堀疑いに掛けられ、末娘ケリーアンはポビーとディンガンがいなくなったショックでどんどん衰弱していく💦
家族の危機に立ち上がったのは、長男のアシュモルだった…。

🪦感想
あらすじからもあり得なそうで無茶振りっぽく感じますが、それでは評価が別れてしまいそうなのが本作だと思います💦
子供からしたら大切な事でも、色々と変化した大人からして見たら、気づかなかったり理解しにくくなる事だってあります。
この作品は子供からの視点が重要‼️
純粋かつ素直な考え方で観る事が大切‼️
そういう意味では少し変わった作品かもしれませんね🎶

やはり注目点はアシュモルお兄ちゃん✨
妹の空想の友達に対して口では苦言ばかり言っているお兄ちゃん。
…でもなんだかんだで妹には優しく、めちゃくちゃ健気な男の子なんです🎶(*´艸`*)
周りからは嫌がらせを受けても、妹の為に一生懸命で彼なりにポビーとディンガンを探そうとする姿に心を打たれます✨✨( TДT)

原題はopal dream。
本作のキーアイテムでもあるオパールは様々な色が揺らめき合って輝く宝石で意味は「希望・幸福・安楽」。
他にも「潤い・活性化・好転」などがあり、行き詰まったり、改善されなかったりする悪い現状を好転させ、困難を乗り越える力をもたらしてくれるお守りの石と言われてますが、本作のイメージはそんな感じに思えます…。

突っ込み所も色々とあります…。(・・;)
何だかんだでポビーとディンガンを探したきっかけで、盗堀疑いの裁判沙汰等他色々とトラブル続きになったのは否めません💦(。ŏ﹏ŏ)
ただ観終わった後は不思議な優しさに包まれた様な気持ちにはなりました…。(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)
信じるという事の大切さが伝わる作品かと思います🎶

🪦原作
原作はベン・ライスのベストセラーデビュー作で、本作と原作のエンディングが違い、小説ではリアルかつ切ないラストとなっています。
映画では本作は86分と少ないながらもディレクターズカットでは約100分以上。
原作通りのラストの予定だったがカットされたようです。

🪦舞台
本作の舞台となるクーバーペディは南オーストラリア州にある田舎町。
この町は「世界のオパールの中心地」と呼ばれ、住人3000人の内、オパール採掘の影響か50カ国の国籍の人々が住んでいます。
景色はまるで他の惑星に来たかの様な荒れ地が広がり、オパール採掘の影響か掘った穴と掘り出されて出来た山の数々が出来ている所がSFの様な、ファンタジーの様な風景が楽しめる✨✨
(本作の他にも、マッドマックス等にも撮影で使用しています。)
また気温も50度以上の高温の為に採掘を利用した涼しい地下の家を造っています。

🪦キャスト
監督はピーター・カッタネオ(フル・モンティ、シング・ア・ソング 笑顔を咲かす歌声、カササギ殺人事件)。
お兄ちゃんのアシュモル役のクリスチャン・バイヤーズ(ディセンバー・ボーイズ、パパの木)
妹のケリーアン役のサファイア・ボイスは本作のみだが、本作で日本に来日経験あり。
パパ役のヴィンス・コロシモ(ワールド・オブ・ライズ)
ママ役のジャクリーン・マッケンジー(ディープブルー、ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密)。
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