あっくん

シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~のあっくんのレビュー・感想・評価

4.6
気になっていた作品がいつの間にか見放題になっていたのでチョイス🎶(*^^*)

🎵あらすじ
愛する人を戦地に送り出し、最悪の知らせが届くことを恐れながらイギリス軍基地に暮らす軍人の妻たち。
大佐の妻ケイトは、そんな女性たちを元気づけ、共に苦難を乗り越えるための努力を惜しまないが、その熱意は空回りするばかり。
そんな中、何気なく始めた“合唱”をキッカケに女性達のまとめ役リサ(シャロン・ホーガン)も、かつて慣れ親しんだキーボード・ピアノをガレージから引っ張り出し、積極的に関わり始める。

しかし、ケイトとリサは方針の違いで衝突を繰り返し、集ったメンバーたちも、美しい声を持っているのに人前で歌えなかったり、合唱を楽しむあまり音程を無視して歌ったりと、心も歌声もてんでバラバラだが、心情を吐露するように共に歌い続けるうちに、同じ気持ちを持つ仲間として互いを認めていく。
そんな合唱団のもとに、ある日、毎年大規模に行われる戦没者追悼イベントのステージへの招待状が届く。

🎵感想
様々な想いと勇気が込められた作品✨(*^^*)
かなり前に鑑賞した「フル・モンティ」の監督作品だと思ったら、姉妹作品の様で少々納得www
合唱物は目標へ突き進むシンプルで分かりやすい王道はやっぱり良いですね🎶

常に危険と死が隣り合わせで何が起こるかも分からない毎日…。
家族や恋人を日々待ち続けるという辛さと切なさはやはり伝わってきます💦(・_・;)
電話の音やドアベル、軍人が車から出てきただけでも「まさか…」って思う事も…。(;´Д`)
それでも戦地で遠く離れる愛する人へと伝わるかの様に、自分の本心をぶつけて歌っている様な姿に前向きな勇気をもらえます✨(๑•̀ㅂ•́)و

合唱メンバーは出身地も育ちも様々な方達ですが、リーダー二人が意見や合唱のやり方がまあ合わなすぎで、結構それが心配でしたね💦(なんか主人公のケイトの行動が完全に空回っている💦)(-_-;)
メンバーの中では控えめだけど美しい歌声を持つジェスが印象的で、辛いエピソードの中での“アヴェ・マリア”が良かったです🎶
また、色々と有名な曲ばかりを歌う中で、ラストの戦地に行った夫達が残した数々の言葉(遺書)が込められたオリジナル曲が印象的でした🎶

🎵実在のエピソード
2009年、キャタリック駐屯地に住む軍人の妻たちが始めた合唱は、英国の合唱団指揮者のギャレス・マローンのサポートの元、BBCの人気番組での特集で合唱団の規模や活動を拡大させ、女王陛下の前での歌唱、オリジナル曲での全英チャート1位獲得など英国で大きな話題となりました。

基地のある町の人々とは隔絶して暮らす軍人家族は夫の危険な任務に不安を募らせていたので、歌によって地元の人々と交流し、奥様達は『臆病な心』を克服し自信を深めていきます。

ストレスが緩和され、孤立感や不安感、抑うつ感の改善につながるという歌唱は、それを通じて軍人の女性たちを結びつけるという重要な役割を担った合唱。
英国と海外にある75団の合唱団には総勢約2,300人以上の軍に関係する女性が所属しているとの事で合唱団の重要性が凄く伝わります。

🎵キャスト
監督はピーター・カッタネオ(フル・モンティ、ポビーとディンガン)

ケイト役のクリスティン・スコット・トーマス(サラの鍵、海辺の家、ウィンストンチャーチル、トゥームレイダー、イングリッシュ・ペイシェント、ブーリン家の姉妹)

リサ役のシャロン・ホーガン(ゲーム・ナイト、恋人はアンバー、ビルド・ア・ガール)

ケイトの夫リチャード役のグレッグ・ワイズ(ザ・クラウンシリーズ、いつか晴れた日に、踊るアイラブユー)

クルックス大尉役のジェイソン・フレミング(ベンジャミン・バトン、スナッチ、スターダスト、X-メンファーストジェネレーション)

ジェス役のギャビー・フレンチ(エノーラ・ホームズの事件簿)
あっくん

あっくん