あっくん

フランクおじさんのあっくんのレビュー・感想・評価

フランクおじさん(2020年製作の映画)
4.7
アマプラオリジナル作品から気になっていた作品をチョイス🎶(*^^*)

🧑‍🤝‍🧑あらすじ
1973年、18歳のベスは進学に際して故郷を離れ、ニューヨークへと引っ越すことになった。
ベスが通うことになった大学では、彼女の叔父フランクが教鞭を執っていた。
フランクは親族の中でもどこか距離を置いた人物で父親から厳しい言動もあるが、ベスはそんなフランクに親近感を覚えていた。
ベスはフランクのアパートをアポなしで訪問することにしたが、そこで思わぬ事実を知ることになったのは、フランクは同性愛者であり、恋人のウォーリーと10年以上も同棲していたのである。
翌日、父親が亡くなったとの知らせが届いたため、フランクはベスを連れて故郷のサウスカロライナ州へと向かった。

🧑‍🤝‍🧑感想
とても温かい作品✨✨(о´∀`о)
……でも同時に切なくも悲しい作品💦💦( TДT)
監督や主演であるポール・ベタニーの親しい人物をモデルにもなっているロードムービーも含まれたヒューマンドラマです。

昔は一部生きづらさのある時代。
特に舞台である南部のアメリカは中でも、人種やLGBT等の偏見と差別が残る閉鎖的な街(保守的なキリスト教社会の影響か)だという事。
ずっと隠し続けるという辛さ…。
理解してくれない事の孤立さ…。
そして自分の存在感を偽っている様な心苦しさ…。
フランク伯父さんはどんな想いで何十年過ごしていたのかと思うと…。

そしてフランク伯父さんの近くに彼らがいなかったらどうなっていたんだろうか?
そう…真面目で優しいフランク伯父さんの事が大好きな姪っ子ベスと明るく心配性なパートナーのウォーリー。
ふたりはまるで希望の光の様な存在感✨(何かしら抱えたウォーリーの過去が気になる💦)
特に家族の中でどこか浮いたベスもまたフランクに救われた事もあり、本作をベス視点にした影響かどこか優しい雰囲気になっていた所は良かったです🎶

後半の重苦しさと悲しさと向き合う衝撃の展開に引き込まれましたが、自分と向き合った事で生まれた周りの優しさと温かさがしみじみと心に伝わってきました✨(脇の俳優陣の方々が良かった影響もあります🎶)
それぞれ価値観も違うので完全に受け入れられる訳では無いし、親は親、子は子、兄弟は兄弟、友人は友人と結局は別の人間だと言う事には変わりないのだから。
自分自身を受け入れて、自分らしく生きる事の大切さが本作から伝わってきます✨(๑•̀ㅂ•́)و
95分間と短めでシンプルだけど、色々と考えさせられる良作でした🎶(*^^*)

🧑‍🤝‍🧑キャスト
監督はアラン・ボール(アメリカン・ビューティー、トゥルーブラッドシリーズ、シックス・フィート・アンダーシリーズ)

フランク役のポール・ベタニー(ダ・ヴィンチ・コード、ハン・ソロ、アベンジャーズシリーズのヴィジョン、ビューティフル・マインド、インクハート、ツーリスト)

姪ベス役のソフィア・リリス(ダンジョンズ&ドラゴンズ、イットシリーズ、ナンシードリューと秘密の階段)

ボーイフレンドのウォーリー役のピーター・マクディッシ(シックス・フィート・アンダーシリーズ、私のニューヨーク、ルーザース)

義妹キティ役のジュディ・グリア(エリザベス・タウン、13Love30、アントマンシリーズ、15時17分、パリ行き、猿の惑星シリーズ、ラブ&ドラッグ)

弟マイク役のスティーブ・ザーン(パーフェクト・ゲッタウェイ、グレッグのダメ日記シリーズ、始まりへの旅、リアリティ・バイツ)

姉ネヴァ役のジェーン・マクニール(ダラス・バイヤーズクラブ、アメリカン・アニマルズ)

母役のマーゴ・マーティンデイル(マイ・ルーム、パリ・ジュテーム、ミリオンダラー・ベイビー、レールズ&タイズ、ハンナ・モンタナ・ザ・ムービー、エスター、8月の家族たち)

父役のスティーブン・ルート(ノーカントリー、ゴーストニューヨークの幻、デンジャラスな妻たち、ゲット・アウト、ビリーブ未来への大逆転、J・エドガー)
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