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心の旅路のhirogonのレビュー・感想・評価

心の旅路(1942年製作の映画)
4.0
切なくも最後は笑顔になれるラブストーリーです。
いわゆる”記憶喪失物”ですが、記憶を取り戻して以降の展開がよく出来ていて話に惹きこまれます。
原作は、「チップス先生さようなら」、「失われた地平線」等で知られる、ジェームズ・ヒルトン。

第一次大戦終戦前後の頃のお話です。
ジョン・スミス(ロナルド・コールマン)は、フランスのアラス戦場で記憶を失い、イギリスのメルブリッジ精神病院に入院していた。
”ジョン・スミス”という名前は、記憶喪失で本当の名前が分からないために、病院でつけられた仮の名です。

精神病院を抜け出したジョンは、街でポーラ(グリア・ガーソン)という女性と出会います。ポーラは旅回りの踊り子。
その後二人は、恋に落ち、結婚し、子供が産まれ、、、幸せな家庭を築いていました。

しかし、ある時ジョンが交通事故に遭って、元の記憶が戻るとともに、ポーラと過ごしたジョンとしての記憶を失ってしまいます。
彼の本当の名は、”チャールズ”。実家は裕福な実業家で、チャールズは父の跡を継いで社長となります。

この後、チャールズとポーラがどのような人生を送り、再び、どのように人生が交錯していくのか?
ジョンが突然に居なくなったポーラの気持ちに寄り添って、ストーリーを追ってしまいますねぇ。


(以下、ネタバレ)
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二人は時を経て再会するのですが、チャールズの記憶が戻っていないため、ポーラは”マーガレット”という仮名を使っています。

ある時、チャールズは仕事でメルブリッジを訪れた折に過去の記憶が蘇ってきます。
記憶をたどり、人に話を聞き、ポーラと過ごした家を訪れるチャールズ。

ポーラは、一人でチャールズと過ごした場所に旅行中でしたが、たまたまチャールズらしき人物がそこを訪れていたことを聞きます。
ポーラも二人で過ごした家にやってきて、家の前に佇むチャールズを見つけます。

振り向いたチャールズが発した言葉。ポーラだけでなく見ている自分も嬉しくなるエンディングでした!