新進気鋭の映画レーベルが放つ、不条理ホラーオムニバス！
結論から言うと、まだ荒削りな部分も多かったですが、雰囲気や質感はとても良く、関わった4人の監督の今後が楽しみになる作品でした。
どの話も奇妙かつ、分からない怖さが前面に押し出されていて、鑑賞中ずっと飽きることはなかったです。
ホラーはホラーでも、Jホラーの文脈を色濃く感じるアプローチで、じっとりと着実に観客を恐怖のどん底に突き落とそうとする制作陣の気概が感じられました。
作品毎のレビューはそれぞれ個別にFilmarksに登録されているので、そちらに書き込みたいと思います。
ちなみに、私が1番好きだったのは『洗浄』でした。
ホラー映画あるあるからの発展、転調が気持ちよく、1本の物語としての完成度も高かったと思います。
総じて、ところどころ粗は見受けられるものの、才能の原石の羽ばたきを目撃できる作品でした！
