このレビューはネタバレを含みます
完成披露試写会にて鑑賞。オリジナル版は未見です。
黒沢清監督作品に日本からは柴咲コウ、青木崇高、西島秀俊が。フランスからはダミアン・ボナールやマチュー・アマルリック他有名俳優が参加。
全編フランスロケのフランス語によるフランス映画ということで期待してましたが。
結論から言うと全くの期待外れ。
復讐サスペンスなのに緊迫感をほぼ感じない。
主人公達がかなり行き当たりばったりの杜撰な計画を立ててるというのもあるが、それにしてもお粗末過ぎてツッコミ所が満載。
監禁状態でも鎖が長過ぎて自由度あり過ぎたり、後半の銃撃戦も雑過ぎてビックリ。もしかして私の認識が間違っていてコメディ作品なんじゃないかと何度も思いました。
黒沢監督がどこまで本気でやってるのか頭の中で???
マチュー・アマルリックの最後の表情(ドリフのダメだこりゃ〜的な死に顔)が、作品全体を表しているのではないかとさえ思えてしまう始末。
上映後はせっかく出演してくれたフランス人俳優達に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
フランスロケが想像以上に制約あったりで厳しかったのかな。
今のところ今期ワーストかも…