映画史上最高に面白くてカッコ良い“ドル三部作”二作目！
2人の凄腕賞金稼ぎのせめぎあいと共闘！このバディ感が堪らない。それと前作「荒野の用心棒」には無かった追う者と追われる者の間の因縁、心の奥底に隠された復讐への想い…等が語られていて、コレぞマカロニウエスタン！と言いたくなる。
そして我らが巨匠！セルジオ・レオーネのカット割りや編集技術が冴え渡る！特に撃ち合いシーンでの“目線の動き”や“タメ”を伴った緊張感の高め方が、明らかに前作での演出を遥かに上回っていて、とにかくカッコ良い。今現在からすると、よくあるごく当たり前な繋ぎ方だけど、コレこそが“元祖”ですから！
「荒野の用心棒」でも悪役を演じていたジャン・マリア・ヴォロンテ。どちらの作品でも昔は“やたらと横恋慕ばっかりし、凶暴で喚き散らす狂った小汚いメキシカン”というイメージしかなかったけど、今回改めて観ていて「ちょっとカッコ良いじゃん！」って思えた。4Kリマスターでキレイになった恩恵なのかな…とも思ったけど。
