みやっち

ディセント2のみやっちのネタバレレビュー・内容・結末

ディセント2(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1作目で「脱出は幻想だった」的な終わり方をするものの
2作目はサラの脱出から始まる。ここの繋がりは矛盾するものの
続編作るほど人気があったのかと、ディセントファンの私は
目をつむりましたwww

そして救出されたサラさん、都合よく記憶喪失になってます。
まぁあれほどの恐怖感を味わったなら脳の防御反応が起きて
もおかしくはないか。しょうがねぇなぁと警察は残りの遭難者
を捜索するため特別編成チームを伴い別ルートから例の洞窟へ
侵入していきます。おいおい、エレベーターで降りる通路
あったんかよ?誰も知らない洞窟という1作目の設定はどこへ?

現場に入ると徐々に記憶を取り戻すサラ。実に都合よく順応。
そして髭の保安官。アメリカ南部の学の無いクソ頑固爺を実に
正確に体現してまして、こういう嫌われることしかしないクソ
爺いるよなぁと思ってたら、この保安官事態が悪化すること
しかいたしませんwww 地底人より悪質です。

1作目で置いてきたジュノの生還と和解、協力は人間ドラマと
して後味の悪かった1作目が少し救われた感じがします。
主人公サラは殺戮マシーンとして覚醒するものの、最後は
「地底人の中心で雄たけびを叫ぶ」ことに。
サラ役の女優さん金髪で上品な容貌なのですが、こういう方が
血みどろでクリーチャーぶっ殺す狂気が1作目からの魅力
でもありました。

添え物的存在だった保安官助手の小太りの女性が出口まで
たどり着きますが意外なラストで続編を匂わせてくる。
結局続編は無かったけど「2」は単独で見ても面白い作品に
なってます。
1・2共に「母親と子供の絆」が裏テーマでして「母の強さ」
は恐怖に打ち勝つ原動力になります。
ハッピーエンドにせず後味の悪いところがたまりません。
何度も見たくなるシリーズです。
みやっち

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