フィルム・ノワールの世界 第3弾にて。
死刑執行人の異名を持つナチス高官ハイドリヒが暗殺される。思想家の娘マーシャはゲシュタポの追跡から逃れる犯人のレジスタンスをひょんなことから匿ってしまう。是が非でも犯人を捉えたいナチスは連帯責任として無差別に市民を連行、処刑していく。遂にはマーシャの父親までもが連行され苦渋の決断を迫られてしまう…。
おもしろすぎて身を乗り出す有りさま。思わず唸る脚本、人物像、スタイリッシュな影の演出。素晴らしい!
マーシャが犯人を匿う経緯がほんっとに些細過ぎて逆に後半の苦悩さを色濃くしている。売国奴チャカの突き抜けたクソっぷりも必要な負の部分。何より主人公の犯人スヴォボダがブレない男で魅力的♡