りんごチャン

ひなぎくのりんごチャンのレビュー・感想・評価

ひなぎく(1966年製作の映画)
4.2
お、おしゃれ過ぎる!

大好きな70年代にも届かない‘66年。画像検索すれば日本もまだ着物で街歩いてる人がチラホラ。50年以上も前(しかもチェコ🇨🇿で)とは到底思えない自由奔放で縦横無尽な表現力!

「小さな悪の華」を自動的に想起させる少女ふたりの屈託のない笑いの裏の悪。悪と言っても「小さな〜」ほどの悪ではないが…。マリエ1とマリエ2というテキトーなふたりの名前は、本音も言えない共産体制批判なのか。自由を渇望するかのような映像、美術、音楽にアドレナリン垂れ流し。

最後こそ目をつむってしまうオゲレツさだけど、深〜い意味があるんだな。きっと。