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シャイニングのbrianのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
5.0
作家志望のジャック(ジャック・ニコルソン)が妻や息子と共に豪華なホテルに管理人として滞在する。それから、奇妙な出来事が次から次へと起こるサスペンスタッチのホラー映画。

オープニングクレジットのカラーはブルー。ヒッチコック『鳥』のオマージュなのか。普通の映画ではないことを象徴している。

アメリカのコロラド州デンバーはロッキー山脈がある山岳地帯で夏は風光明媚な場所。舞台は雪深い冬の時期。

豪華なホテルの館内はタイプライターを打つ音が響くほどあまりにも広く"迷路"のようだ。それが緊張感と恐怖と不安を募らせていく。

主役のJ・ニコルソンは強面でインパクトのある風貌。映画が始まる時点で内容がわかってくる。ミスキャストまでとはいかないが、普通の役者が段々と変貌していく演出でもよかったような気もする。しかし、狂気的な演技ができるのは彼が適任だろう。

超常現象や幽霊の存在は信じていない。でも、先祖を敬う気持ちは大切にしたい。人間のエゴイズムがやがて不幸を生んでいくのだ。

https://youtu.be/uCfzgiULudY
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