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暗闇にベルが鳴るのblacknessfallのレビュー・感想・評価

暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)
3.0
TSUTAYA発掘良品のおかげでウン十年ぶりに観れてよかった笑
まあ、改めて観た思ったのはけっこうつまらないな、これ、、こんなはずじゃなかったんだけど長い間観れてなかったことと年取ったことで記憶の中でガンガン思い出補正されてそこそこの名作にしちゃってたんだな、、笑

今にして見るとホラー映画史的にはエポックなのは間違いないと思ったよ。
限定された空間にもろな暴力的な怖さをともなった何かが襲ってくる。間違いなくスラッシャー映画の始祖だ。
犯人の正体がわからない中で右往左往して物理的にも心理的にもこんな身近なやつが!!みたいな展開はスクリームなんかの遠い先祖にも見える。

まあ、でもなかなかやはりツラかった。この当時から80年代中期ぐらいまでほとんどのホラーはテンポ遅くて中盤の終わりの方からやっと派手なゴア・シーンが入ってくるの多いから、これが特別遅いわけじゃないけど遅く感じさせない何かがないから飽きてきたよ😪💦

映像とか演出かなり凝ってるんだけどバチッとくるシーンが少なかったな。音大生がピアノ破壊するシーンなんてもっとかっこよくできたろうに。
アルジェントっぽいアングルや光をうまく使ってたもシーンあったけど本家のようなビビットさはなかった笑


それと昔もそうだったから当時の吹替えバージョンで観たんだけど、犯人の話し方やテンションがサイコってより西成や山谷方面の狂気だったのがおもしろかった笑これも記憶と全然違ってたよ。

原題もハッキリ確認できた。blackChristmas アホなブラックメタル・バンドみたいでかっこいいじゃん、こっちの方がいいよね!当時も観てるはずなのに全然気づかなかったよ😀

とりあえず若い頃観てそれっきりになってる映画を観ると色々新しい発見や人の記憶の不思議に出会うってことがわかって勉強になった笑

あとボブ・クラーク監督なら死体と遊ぶな子供たちを発掘のラインナップに笑
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