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狼の血族のtransfilmのレビュー・感想・評価

狼の血族(1984年製作の映画)
3.5
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みなさん・・・今週は「13日の金曜日」ですね・・・
ホラー日和ですね:q
ひゃっほう。今週はホラー映画しか観ないぞ!
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二ール・ジョーダン監督作品。の幻想的なホラー映画。
題材になってるのはグリム童話の赤ずきん。

個人的に、ホラーというジャンルは、
ファンタジーとは親戚関係のジャンルだと思ってます。
例えば、この映画の題材になってる「グリム童話」なんて
まさしくそうじゃないかと思う。
ファンタジーの古典でもあるけど、実はグリム童話はすごく残酷だった。というのは結構有名な話ですよね。
だからグリム童話ってホラーの題材にもなります。
ファンタジーとホラーって、起源はきっとかなり似てるに違いない。。と勝手に思ってます。
人間が、綺麗なもの、明るいものだけじゃなく
暗くて残酷的なものにも惹かれるのは、ある程度自然な事なんだと思う。

それで、この映画はホラー映画の中でもかなり綺麗なほう
(残念ながら(?)狼自体はやけにグロテスクですけど)
ファンタジー映画の名残りを感じさせるホラー映画だと思う。
この映画の雰囲気は、ヨーロッパ風の古典ホラーで、
「ピクニック at ハンギングロック」の雰囲気をダークにした感じかなと思った。

内容は、目新しいものではないけど、話の進め方とか、終わり方が結構複雑で、ちょっとわかりにくいと思う。
ラストシーン、微妙によくわかりませんでしたw。

でも、この映画はあまり他のホラー映画にはない
独特の雰囲気を持ってるので、
ホラー映画好きな方はもちろん、
グリム童話や「ピクニック at ハンギングロック」みたいなヨーロッパ的な雰囲気が好きな方は一見の価値はあるんじゃないかな。と思いました。
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