こぅ

ギャングを狙う男のこぅのレビュー・感想・評価

ギャングを狙う男(1953年製作の映画)
4.3
新年最初のノワール、
この83分は、大満足の大吉級‼︎

フィル・カールソン監督による、巻き込まれ型【フィルム・ノワール】の佳作。

原題:リヴァー通り99番地

妻の◯◯を知った、元ボクサー現タクシー運転手、アーニー・ドリスコル(ジョン・ペイン)。
ある夜、後部座席に◯の死体が…。 


冒頭のボクシング試合映像から惹き込まれる。
[先ずこの演出がヘボだと、没入できないと思う]
そして、これは、、状況が分かる。
併せて美人妻、ポーリン(ペギー・キャッスル)との夫婦関係も分かる。
贅沢したいポーリンは、
「別の人と結婚していたらダイヤも買えた」と平気で、低賃金タクシー運転手の旦那、アーニーに嫌味タラタラ言う悪妻。

友人、スタンの助言(ご機嫌取り)でプレゼントを用意して、生花店で働くポーリンの上がりを待っていると、、あ〜見てしまった‼︎

アーニーは、現場見てキレるんじゃ無く、とりまその場から 逃げ去る のが面白い。
で、イライラ、周りには八つ当たりする。

そんなパニクってる時に、ドラッグストアで知り合った女優、リンダ(イヴリン・キース)からまた厄介事が‼︎

これには主人公と共にやられた〜‼︎
妻のゴタゴタ放置して、また別の事件?って脚本に突っ込みは不要だった‼︎これも負の連鎖だ。
[冒頭もだが、今観ているモノを裏切ってくる脚本が秀逸]

妻、ポーリンから迎えに来て欲しい、と電話が。そしてまたしても、、◯◯容疑が掛かる、、

アーニーのキャラは、
元ヘビー級ボクサーという設定だから、殴るシークエンスが多いし、強さに説得力が有り、スカッとする‼︎

アーニーと共に警察から逃げながら悪を追い詰めるヒロインは、リンダ。

終盤は、
灯台カフェにて、女優を活かした 色仕掛け で犯人を誘惑し、ドキハラ勇敢な活躍を見せる。

クライマックスは、
アーニーが、船で逃げようとする犯人を殴って食い止める。
犯人は、相手にせず逃げれば良かったのに。
という突っ込みはある。


ラストオチは、
スタンの助言で、パートナーに◯◯ちする。


・総評
兎に角、巻き込まれ型、負の連鎖オンパレードと言ってもいいくらいで、無関係⁈と思わせて全てしっかり絡ませてくる脚本。
こぅ

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