みとも

フロム・ダスク・ティル・ドーンのみとものレビュー・感想・評価

-
タランティーノは脚本と出演のみで監督作ではないが、これも広義の「タランティーノ映画」であるとするならば、彼のセクシズムが如実に表れている一作だと思う。同じくロドリゲスが監督の『プラネット・テラー』に出てたときのタランティーノの”rapist”という役名も相当ヤバかったが、この映画の脚本家=タランティーノ自身が演じる人物も面白半分(に見えるよ)な「レイプ魔」、しかも今考えるとこういう脚本を書いてる一方でワインスタインの接待強要を黙認していたわけで。96年の映画だが(この2年前が『パルプ・フィクション』『ナチュラル・ボーン・キラーズ』、この翌年97年は『ジャッキー・ブラウン』)、今のご時世に見るとこういう”ボンクラ”B級映画を無邪気に楽しんできてしまった側、当然自分も含めてね、が完全に問われるわ。
みとも

みとも