チャチャのパパ

CURE キュアのチャチャのパパのレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
4.4
1回目観終わって、自分の中のドス黒い部分を掴み出されて見せつけられた!様な気分になり、言いようのない感情に。

ミステリーなんだけど、ずっと変なノイズがあって、それがとてもイヤーな感じで、それを象徴するのが高部の家のあの空の洗濯機を回し続ける音。そして、間宮の噛み合わないやり取り。

とうとう間宮の手に落ちて、内面の暗い部分を吐露する高部と、その後のことは最初は中々難しい。

あの女医は間宮のかことなにがあった?佐久間と間宮の間にどんなやり取りが?青髭と事件の関連は?佐久間が手にした緑色の本は何?果たして間宮とは誰だったのか?

謎が色々ありすぎて、最後まで分からない事が多過ぎて、後で調べてもよく分からない。

タイトルはCURE(癒し)なのだが、随分後になって「そうか、高部は確かに癒されたのだ!」と分かるまでに随分とかかった。

でも、それを退屈と感じさせない映画です。