勘違いと嘘が絡み合う狂騒のワンシチュエーションコメディとしてよく出来ていると思う反面大して面白くない事でも一生懸命大きい声で言おうとするおいでやす小田みたいな作風がまぁまぁハマらず。ハッテン場が舞台の割には湿度は低めだが笑いの濃度が高い。

「サム•フリークスVOL.30」で鑑賞。

“ザ•リッツ“はゲイ御用達のホテルで、その中はパラダイス。毎夜お仲間たちがとことん楽しんでる。
ある大雨の夜、そんな所に義兄から命を狙われたストレートのデブ男が紛れ込んだものだから、さぁ大変。

ホテルのショーの歌手を演じているのはリタ•モレノ姉さん。
本作は、彼女が1975年にトニー賞を受賞したブロードウェイの傑作コメディの映画化で、本作でも1977年のゴールデングローブ賞にもノミネートされる。
姉さん、キレのあるさすがのパフォーマンスでした。

本作はゲイのステレオタイプを敢えて強調したドタバタコメディで、面白かったけど後半ちょっと疲れちゃった。

ハチャメチャが押し寄せ続ける90分。ドリフばりの声量と運動量に胃もたれしちゃうんだけど、最後にちゃんと雨はあがるもんだからなんだか壮大なものを観た気がしてならない

サム·フリークス Vol.30