主演の姉を演じるジェラルディン・チャップリンはチャーリー・チャップリンの娘。最近では『僕とカミンスキーの旅』にも出てましたね。
この姉と盲目の弟の兄弟愛を軸に、戦争の悲劇を描いている。
最初、親子に見えました。なに?最近、多いネグレストの母親?って思ってたら、姉でした。だったら仕方ないか…。若い少女、青春の甘美な日々があったってバチは当たらないだろう。そんな甘い日々は一瞬…
舞台は第二次世界大戦中のユーゴスラビア。ナチによるユダヤ迫害で、どんどん追い詰められていく姉弟…
そしてラストの電車でのシーンは切ないです。
だって、その電車は収容所に向かうのだから…
『どこに行くの?』と言う弟に『目の手術をしに行くんだよ。そしたらなんでも見えるようになるよ』みたいな会話。
うーん…、切ない。
この目の不自由な弟役のフェデリコ・イヴァンの健気さがたまりません。