YAZ

他人の家のYAZのレビュー・感想・評価

他人の家(1949年製作の映画)
3.7
イタリア系銀行家一族愛憎劇観る

1930年代
父ジーノが一代で設立した
モネッテイ銀行
顧問弁護士の次男が七年の刑を
終え自宅に戻り父の肖像眺めなが
らの回想劇プラス

職場でも家庭でも暴君な父
イタリア系らしいファミリーの愛憎劇
で家族の為と言いつつも高圧的な態度
取る父に四人息子も次男以外の3人は
腹の内はともかく逆らえず
エドワード・G・ロビンソンいつにも
増して素晴らしい熱演でした

弁護士次男は何の罪に?
父に何が起こり銀行はどうなったか

刑に問われるまでも語られますが次男の
変な要領の良さが好きになれず父の暴君
ぶりも好演ではあっても好感は持てない。
誰に感情移入すれば良いのか分らずなの
がやや微妙な感じで

面白いようなそうでもないようなのが
意外なエンドで解消された
父と犬猿の仲だったはずの長男が父の血
を一番引いていて一人可愛がられていた
次男は父を反面教師として見る事に。
収まる所に収まる穏やかな結末でした

仕事依頼で次男と知り合うヘイワードが
物語を動かす運命の女のような役回りだ
けどややウザイ
まぁ彼女が居なければどうなってたの?
と思わせるのは確かではありますが
なんだかウザイのであります

監督 ジョセフ・L・マンキウィッツ
YAZ

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