KnightsofOdessa

シックス・センスのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
3.5
No.994["信頼できない語り手"と霊能者] 70点

シャマランで唯一観たことあるのが「エアベンダー」という上映時間の半分くらいを俳優の無言の移動時間と激しい動きに見合わないチープな魔法を使ったお遊戯会に消費した映画だけだったので少々可哀想になってしまった。かといって「アンブレイカブル」「スプリット」を鑑賞して劇場に足を運ぶほどできた人間じゃないので一番有名っぽい本作品から観始めることとしよう。

言ってしまえば、勿論ネタバレは知った状態で観ている訳だが、そうなると辻褄が合うかどうかしか考えずに観てしまう。すると、確かにウィリスがずっと同じ服着てるとか人前で二人が会話するシーンがないとか整合している部分が多数を占める中、アンナやリンが不自然に呟く整合性の取れない部分も微妙にあって心を引っかく。やっぱり"どんでん返し"については予告編やポスターのコピーですら言及しちゃいけないと思うし、そもそも"どんでん返し"って知らずに観るものだからね。

まぁでも「Eighth Grade」もそうだけど異性の片親との精神的分断を埋める演出にはどんな映画でも毎回泣いちゃうのは良くないと思うよ。てかシリーズ化を望めばテレビを含めて無限に作れたと思うんだけど、展開しなかったのはシャマランリミットなのかオスメントリミットなのかは気になるところ。

ちなみに、私の父は海外出張の度に色々と現地のそういう人々を連れ帰ってくるので一緒に旅行に行くことはなくなった。
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