g

12モンキーズのgのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
4.2
ブラッドピットが好きだと豪語する母に、「さあてこの曲は何だ‼︎?」と、この映画のテーマ曲を聴かせたら、(わたしは知らなかった笑)古畑任三郎の真似をされてしまった。笑 うん、曲の雰囲気、似てなくもない…
と、何の曲かは言えなくても、どこかで1度は聴いたことのあるような曲。(2時間前にもバラエティー番組で流れてました)どこか異様な雰囲気があって、冒頭で流れたときは、これから映画が始まる高揚感を更に掻き立てられた。

2035年の現在。その頃は既に、人類の99%がウイルスにより死滅していた。生き残った1%の人々は地下で暮らしていた。打開策として、タイムマシンで服役中のジェームズを過去に戻し、ウイルスの正体を見つけ出すように命じる。
それで過去に戻るものの、行くはずだった1996年より前の1990年に戻ってしまった。そしてなんやかんやあって、主人公は精神病院へ入れられてしまう。
そしてそこで出会った男が、ブラッドピット演じるジェフェリー。

テンポ良く進み、どう展開していくのかどんどん引き込まれる。そして様々に張られた伏線、そしてそれをうまく回収していく。一つ一つ細かいところがわかっていくから、観てて飽きない。そして最後はうまく騙された。

繰り返されていた空港のシーン。最後にその意味がよく考えると深すぎて…。

例えば、自分が自分の生まれる前の過去に戻って、親を殺してしまうとすると、将来自分を産んだ親がいないわけであり、過去に戻った自分もいないといことになる。このような矛盾を、タイムパラドックスというそうですが、タイムトラベルものの映画は、そのタイムパラドックスをうまく利用して楽しませてくれます。想像の余地が残され、矛盾に頭を悩ませる。そんな余韻が残るような映画です。

ブラッドピットは、本当に大好きなのですが、この映画ではかっこよく見えないから凄い。笑
イカれてる演技です。ぺらぺらぺちゃくちゃとよく喋る喋る…。オーバーな身振り手振り付きで。笑い方とか、目付きとか、最高だよ‼︎笑

あと気になったのがトランクに閉じ込めた女の人を出した時、顔に蹴りを入れられる。あの時に流れた曲、笑ってしまった。そんなに凄いシーンなのか、大袈裟な曲だった。何故かめっちゃ笑った。笑笑
g

g