台北で暮らす小学校を卒業した少年、冬冬と幼い妹の婷婷。 母の入院をきっかけに、ふたりは夏休みの間、厳格な祖父の住む田舎の家へと預けられ、祖父母とともに暮らすことになる。 冬冬は、近所の同世…
>>続きを読む語ることも説明することもなく淡々と描くだけで、トントンとティンティンが過ごしたひと夏を体験した気分にさせられる名作だった。
日本文化が浸透した歴史背景があるだけに、住居や服装や歌などの端々に郷愁を…
「冬冬の夏休み」
冒頭、一九八四年の夏。母親が病院に入院した。父がその看病につく。息子と妹は夏休みの期間中、祖父母の家に預けられる。駅に到着、村の少年たち、リモコンカー、亀、交流、仲間、川遊び、強…
豚足の骨を床に散らすショットがわざわざ挿入される。このショットは我々のような日本の観客に向けられたように思えてならない。1984年当時の台湾の風景として、観光した気分にさせるための。ある種、わざとら…
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