Ricola

チャーリーズ・エンジェルのRicolaのレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)
3.6
タイプの異なる女性3人が繰り広げる、痛快なアクションコメディ作品。
どうしてもその当時のノリや演出に古臭さは感じられたが、むしろそれがいい味を出しているようだった。

チャーリーという正体不明の探偵社で働く3人の女性が、「チャーリーズ・エンジェル」として任務遂行をするなかで、アクションや恋愛など、さまざまな出来事が起こる。


アクションシーンではスローモーションが多用され、カーアクションでは細かいショットが組み合わされており、技のすごさや迫力においても目を見張るものである。

分割画面で話す口元と、その内容を再現した映像を同画面に映す演出も面白い。
説明をわかりやすく提示するだけでなく、セクシーな口元を強調するのはこの作品らしさと言えるだろう。

アクションシーンが見どころなのはもちろんだが、それ以上にそれぞれのキャラクターが個性的で、さまざまなシチュエーションでの服装をこなす彼女たちが魅力的である。
特に本格的男装までもやり遂げるのには驚かされた。

そしてビル・マーレイ演じるの飄々とした雰囲気のボスレーというキャラクターも、その独特な存在感で作品の良いアクセントになっていたと思う。

アクション、コメディや恋愛、サスペンスなど多様な要素が詰め込まれていても、ある程度整合性は保たれており、そのおかげであまり深く考え過ぎずに楽しく観ることのできる娯楽作品である。
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