だいち

HEROのだいちのレビュー・感想・評価

HERO(2007年製作の映画)
3.8
たったひとつの真実。

初めて見た時はブームも相まってか母親とお姉ちゃんと行った記憶の思い出深い映画。大前提として、ドラマだからこその段取りはあるけれど、根本は人の命はそれぞれ尊ぶものであり、それを無闇勝手に人様が好き勝手していい訳ではないということを伝えてくれる映画。

人をなぜ殺してはいけないのか。
ドラマ「女王の教室」での一幕もとても好きなんですが、この映画の一幕も同じく素晴らしい。事件に真摯に向き合う久利生だからこそ出てきた言葉たち。その言葉たちがとてつもなく力強かった。

そして、今さら気付く。この映画に出てくるおじさんたちの渋かっこいい面々。みんな渋くて、みんないい。岸辺さんの優しい声はずっと聞いていられるなぁ。

この映画を見ると、ドラマ版が猛烈に見たくなる。共感してくれる人は多いかもですが、ドラマ版の雨宮の髪型めちゃくちゃ好きなんですよね。ゆで卵感が少し減ってしまった今作はそこが少し勿体無い。
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