シャチ状球体

危険な情事のシャチ状球体のネタバレレビュー・内容・結末

危険な情事(1987年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

マイケル・ダグラス演じるダンが不倫をしなければこんなことにはならなかったのでは……という疑問が最後まで消えないまま映画が終わってしまった。

というか、アレックスと一晩過ごした後にわざわざ一緒に犬の散歩に行ったり家でランチを食べたりしてるのに「君は素晴らしいし愛してるけど、僕には妻がいるんだ」みたいなことを言われたら、アレックスもたまったもんじゃないだろう。
なのにも関わらず 、"怖い女性のストーカーに襲われる話"みたいに演出されてるのはいかがなものか。一応ダンは奥さんにだけ不倫したことを打ち明けるんだけど、謝りもしないし悪びれた様子もあまりない。こういう描写をするんだったら、最後にダンが何らかの報いを受けなければいけないと思うんだけどそれもなし。
アレックスを殺して終わりって、こんな適当な終わり方ある?

『危険な情事』ってタイトルも何だか昼ドラみたいでダサいし、『死の交合』とか『死を呼ぶ魅力』とかだったら題名のインパクトで印象に残る映画になったかもしれない。
グレン・クローズの怪演に救われている作品だ。
シャチ状球体

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