胸糞鬱不条理大好き

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊の胸糞鬱不条理大好きのレビュー・感想・評価

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)
5.0
今、胸熱なアーティスト「millennium parade」の曲が攻殻機動隊に使われるとの事で再視聴!

かの有名映画「マトリックス」に影響を与えた作品としても知られている。
昔の作品であるのに、シンプルに映像だけでも遜色なく楽しめる。


電脳や義体と呼ばれる、生身の人体が電子製品に置き換えられることが当たり前の世の中。
記憶データを捏造しハックされれば、無意識に別の人間として過ごしてしまう事も有り得る。
主人公の素子のような全身義体化された者だからこそ、より強烈に浮かび上がる問題「自我の定義」。
(この映画では、自我や意識もしくは魂に近い意味合いの言葉として「ゴースト」を使うよう)

突如現れた「人形使い」と呼ばれるハッカー。それは有機的な肉体を持たず、ネットの海で発生したゴースト。
政治的亡命を希望する等、一生命体として振る舞う人形使い。

どこまでを生命体と、人間と、自分と言う事ができるのか。
いずれ現実世界でも大きな倫理的問題として直面する事になるのでは?と思えるようなリアルさを持つ作品です。


ま、その頃自分は生きてるのかな〜!って話だけどな!!!!!!!


この映画、作中曲めちゃくちゃかっこいいんですよね〜!

隊員同士のやり取りも洒落てる。
「お前の脳、ノイズ多いな」
「生理中なの」
全身義体の人間の高度なギャグ